🌼姿勢保持が苦手なヨチ妹
昨夜、ご飯を食べているときのこと。 ヨチ妹が、座っていた椅子から すーっと滑り落ちるように 床へ落ちてしまいました。
前のめりでも、横に倒れたわけでもなく、 姿勢が保てず、机といすの間をそのまま滑り台みたいに落ちていく かたち。
実は、こういう落ち方はこれが初めてではなくて、 時々ふいに起こることがあり、そのたびに「どうしてだろう…」と気になっていました。
その瞬間、 この前の作業療法で、先生が話してくれたことを思い出しました。
それは机上課題のときのことだったのですが、ヨチ妹が課題の途中から、ごそごそと動き始めてしまいました。 私はてっきり「もう飽きてきたのかな」「集中が切れたのかな」と思っていたのですが、 先生の見解はまったく違いました。
先生はヨチ妹の顔つきや目の動きを見て、こう言われました。
「やる気はちゃんとありますよ。 ただ、姿勢を保つのがしんどくなってきたんだと思います。」
その言葉を聞いたとき、 “そうなんだ。集中力の問題じゃないんだ” とハッとしました。
どうやら姿勢を保つ力(体幹)がまだ育ち途中だと、 座っているだけでも体が疲れてしまう。 その結果、体がずるずると崩れていったり、 机と椅子の間にすべり落ちるような動きにつながることもあるそうです。
昨夜の「椅子からすーっと落ちてしまった」出来事も、 まさにこの“姿勢保持の難しさ”が関係しているんだろうと思いました。
🌱 発達性協調運動障害(DCD)ってどんなもの?
調べてみると、発達性協調運動障害(DCD) という名前の特性があることを知りました。
これは、
「体をどう動かすかは分かっているのに、その通りにうまく動かすのが難しい」
という状態のことだそうです。
たとえば…
- 物をよく落とす
- ぶつかりやすい
- 姿勢が崩れやすい
- はさみやお箸が苦手
- 走る・跳ぶなどの動きがぎこちない
- 座っているだけで疲れやすい
こうした“体の協調運動”が少し苦手な子に見られる特性です。 読んでいて、まさにヨチ妹の状態と重なる部分が多いと感じました。
そして大事なのは、 努力不足でも、怠けているわけでもない ということ。
正直、私は今まで「集中していないのかな」「飽きちゃったのかな」と 勘違いしてしまっていたことがあったかもしれません。
でも、脳の中で「動きをまとめる力」がまだ育ち途中なだけで、 ヨチ妹はいつも一生懸命がんばっていたんですよね。
そう思うと、胸の奥がじんわりして、 心の中でそっと「ごめんね」とつぶやきました。
同時に、気づけてよかった、とも思いました。
🌿 姿勢保持が難しい子の特徴って?
DCD の子どもは、 姿勢を保つための体幹のコントロールが難しい ことが多いと言われています。
だから、
- 座っているだけで疲れてしまう
- 体がだんだん前に倒れていく
- ずるずると姿勢が崩れていく
- 机と椅子の間にすべり落ちるように落ちる
- ごそごそ動いてしまう
こういうことが起こりやすいそうです。
作業療法の先生が言っていた
「やる気はあるけど、姿勢を保つのがしんどくなってきたんだと思います」
という言葉は、まさにこの特徴とつながっています。
“集中力がない”ように見えても、 実は 姿勢を保つためにエネルギーを使いすぎている だけのことも多いんですね。
🏡 家庭でできる、ちいさな工夫
姿勢保持の難しさは、 おうちの中のちょっとした工夫で、少し楽になることがあります。
たとえば…
🍀 ① 椅子の高さを合わせる
足がしっかり床につくと、姿勢が安定します。 もし届かない場合は、踏み台や箱を置いてあげると◎。
🍀 ② 机と椅子の距離を近づける
机が遠いと、前のめりになりやすく、姿勢が崩れやすいです。
🍀 ③ おしりが滑らないようにする
クッションや滑り止めマットを敷くと、ずり落ちにくくなります。
🍀 ④ 課題は短時間で区切る
姿勢保持に体力を使うので、 「5分だけ」「1つだけ」など短い時間で区切ると負担が減ります。
🍀 ⑤ 体幹を育てる遊びを取り入れる
トランポリン、バランス遊び、トンネルくぐり、四つんばい歩きなど、 遊びの中で自然に体幹が育っていくといわれています。
同時に、気づけてよかった、とも思いました。
🌸 まとめ:ゆっくり育つ力だから、焦らなくていい
姿勢保持や協調運動の力も、 “ゆっくり育つタイプの力” なんだそうです。
だからこそ、 できない日があっても、落ちてしまう日があっても、 それは「成長していない」わけではなくて、 ただ今はまだ途中なだけ。
ヨチ妹も、まさにこの“途中”にいるんだと思います。
おうちでできる小さな工夫をしながら、 これからもゆっくり育っていく姿を見守っていけたらいいなと感じています。


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