✨ 作業療法・3回目の評価で見えた“細かい動きの成長”
今回の3回目の受診では、前回よりもさらに細かい作業が増えていました。 「こんな小さなもの、できるのかな…?」と少し不安になるような課題もありましたが、 ヨチ妹はその不安を軽く飛び越えていくような姿を見せてくれました。その時のことについて書いていきたいと思います。
✨ 視覚優位をふまえた“見通しの工夫”
前回の受診で、 ヨチ妹は 視覚的な情報がとても入りやすいタイプ だということが分かりました。
そのため今回は、先生が最初から
- 今日やる課題の流れを写真で見せてくれる
- 課題の道具を棚に分かりやすく並べておく
- 「次はこれだよ」と視覚的に示してくれる
といった工夫をしてくださっていました。
ASDの子は、 「何をするのか」「どれくらい続くのか」「次は何か」 が分かると安心して取り組めることが多いといわれているので、 この配慮は本当にありがたかったです。
✨ 姿勢保持の難しさへの配慮もあったこと
そして今回の受診では、 前回の評価で分かったもうひとつの特性—— 「姿勢保持が難しい」 という点にも、先生がしっかり配慮してくださっていました。
ヨチ妹は、座っている姿勢を保つことがまだ難しく、 途中からそちらに気が散ってしまうため、 どうしても課題に集中しづらくなってしまいます。
そこで今回は、 いつもの椅子の上に 身体を安定させるためのクッション を追加して、 背中や腰がしっかり支えられるように調整してくれていました。
この“ちょっとした環境調整”があるだけで、 ヨチ妹の集中力がぐっと変わったように見えました。
- 体が安定する
- 手元に意識を向けやすくなる
- 課題に取り組む姿勢が整う
そんな効果があってか、 実際に今回の細かい課題にも落ち着いて取り組めていました。
先生がヨチ妹の特性を理解したうえで、 「どうすれば取り組みやすくなるか」 を考えてくださっているのが伝わってきて、 母としても本当にありがたかったです。
🌱 まずは机上課題:花はじきの紐通し
最初の課題は、紐通し。 でも今回は、前回の大きめのビーズではなく、花はじきという小さくて薄いパーツ。
正直、 「これはさすがに難しいんじゃないかな…」 と思うくらいの細かさでした。
最初の1個目は、少しだけ手こずっているように見えました。 でもその後は——
びっくりするくらいスムーズ。 まるで前からできていたかのように、次々と紐に通していく姿に、 私は思わず「えっ…できてる…!」と心の中で叫んでしまいました。
指先の使い方、力の入れ方、目と手の協応。 どれも確実に育ってきているんだと感じました。
🌱 次は型はめ:まる・さんかく・しかく・ぞう・いえ…
次の課題は型はめ。 丸や三角、四角といった基本の形に加えて、 ぞうや家、魚など、少し複雑な形もありました。
2月の時点では、まだ難しかったはずの課題。 でも今回は——
できている。 しかも、迷いながらも自分で考えて、形を合わせようとしている。
児童発達支援でのトレーニングの成果が、 こうして目に見える形で現れているんだと思うと、 胸がじんわり温かくなりました。
ただ、まる、さんかく、しかくはできても、反転しているぞう等の形はまだ理解が難しいようで、 上下が逆になったり、左右が反対になったりすると、 「ん?」と手が止まる場面もありました。それでも、まったく見当違いのところにはめようとはしておらず、あともう少し、ひっくり返せばいけるよ!というところまで来ていることが私にはうれしかったです。
🌱 型はめのあとは、シール貼りの課題へ
型はめのあとは、 指定された場所にシールを貼る課題でした。
先生が「ここに貼ってね」と、 貼る位置に印をつけて説明してくれたのですが……
ヨチ妹はというと——
ひたすら自分の貼りたい場所に貼って、「みて〜!」と満足げ。
もう本当に、 「これがヨチ妹だなぁ」と思わず笑ってしまいました。
指示そのものは理解できていそうな雰囲気もあったのですが、 “自分のやりたいようにやりたい気持ち”が勝ってしまうようで、 印の位置は完全無視。
でも、これも発達の段階としてはある意味自然で、 ASDの子に限らず、 「自分の世界観でやりたい」という気持ちが強い子にはよくある姿のようです。
そして、 「みて〜!」と嬉しそうに見せてくれるということは、 ヨチ妹の中では“成功体験”なんだと思います。(思わず笑ってしまいました)
- 指先を使ってシールをはがす
- 狙った場所に貼る
- 自分の作品として満足する
これだけでも、実はすごく大きな成長なんだと思います。
🌱 ケーキの絵にイチゴを貼る課題で…ヒヤッとした瞬間
次の課題は、ケーキの絵にイチゴのイラストを貼り付ける作業でした。 まずはイチゴの絵をハサミで切って、それをのりで貼るという流れ。
ハサミを使う課題は、 指先の操作だけでなく、 力加減・注意の向け方・危険認知 など、いろいろな要素を見るための大切な評価のようです。
でも今回は、ちょっとヒヤッとする場面がありました。
ヨチ妹がハサミを持ったまま、 危ない切り方をし始めてしまったんです。
先生がすぐに 「危ないよ!」 と止めてくれたのですが、 その瞬間、ヨチ妹はハサミを持ったまま大暴れ。
「とらないで!!」 と叫びながら振り回してしまい、 見ているこちらは本当に冷や汗が出ました。
幸い、先生もヨチ妹もケガはなく、 その場はすぐに落ち着いたのですが、 あの瞬間は本当に心臓がぎゅっとなりました。
家でもハサミを使うことはありますが、 やっぱりいつもヒヤヒヤさせられます。
- 切る方向が急に変わる
- 力加減が強すぎる
- 気持ちが高ぶるとコントロールが難しくなる
こういう姿を見ると、 「まだまだ大人の見守りが必要だな」と改めて感じました。
🌱 点と点を線でつなぐ課題
次は、点と点を線でつなぐ課題でした。 これは目と手の協応が必要で、意外と難しい作業です。
ヨチ妹は、完璧な線ではなかったものの、 点と点を“つなごうとしている”動きがしっかり見られて、 それっぽいことはできていたように感じました。
🌱 スプーンやフォークで粘土のお団子を移動させる課題
その次は、スプーンやフォークを使って、 粘土で作ったお団子を別の場所に移動させる課題。
まだぎこちなさはあるものの、 道具を使って運ぶという動作のイメージはしっかり持てているようで、 動きはぎこちないものの、すべて指示通り動かすことができていました。
✨ ここまでの印象
今回の3回目の評価は、 「できるようになったこと」がとても多くて、 見ていて本当に嬉しくなる時間でした。
- 指先の細かい動き
- 形の認識
- 課題への集中
- 自分でやろうとする姿勢
どれも、前回より確実にステップアップしている。
児童発達支援での積み重ねが、 こうして少しずつ実を結んでいるんだと実感しました。
✨ ヨチ母としての正直な気持ち
一方、ハサミの場面は、 ヨチ妹が大暴れしてしまったこともあって、 見ているこちらは本当にひやひやしました。
そして正直に言うと、 こういう癇癪の勢いで、 ヨチ妹が不本意に誰かを傷つけてしまうことがないか—— そんな不安が胸の奥にふっと湧いてきました。
もちろん、ヨチ妹は“わざと”ではない。 気持ちが高ぶってしまって、 自分でもどうしていいか分からなくなるだけ。
それは頭では分かっているけれど、 ハサミのような危ない道具を持っているときは、 やっぱり怖さがある。
「この子が悪いわけじゃない」 「でも、ケガだけはさせたくない」 その二つの気持ちの間で揺れる瞬間でした。
幸い、先生もヨチ妹もケガはなくて本当に良かった。 でも、こういう場面を見るたびに、 “安全に配慮しながら、どう成長を支えていくか” ということを改めて考えさせられます。
こういった部分も、先生たちと相談しながら、取り組みたい課題だと感じました。
その後、運動課題を行いました。その話はまた次に。


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