それから1か月後、ちょうどヨチ妹の2歳の誕生日の日に、 いよいよ理学療法がスタートしました。
広い部屋には、たくさんのおもちゃや運動器具が並んでいて、 まずは「自由に遊ばせてみて、様子を見させてくださいね」 というところから始まりました。
そこで先生から教えていただいたのは、 ヨチ妹の 足首がぐらぐらして安定性がないこと、 筋力が弱く、うまく支えられずバランスが取りにくいこと でした。
普段履いている靴についても確認され、 アシックスのスクスクというハイカットの靴を履いていたのですが、 「靴はハイカットがおすすめなので、これでOKですよ!」 と言われて、ほっとしたのを覚えています。
そして先生と一緒に、 「まずはジャンプができるところまでを目標にしましょう」 と決めて、リハビリがスタートしました。
とはいえ、正直なところ—— 素人の私から見ると、 「え、ただ遊んで帰っただけじゃない…?」 と拍子抜けしたのも覚えています。
その後も月に一度、 “リハビリ”という名の、好きなことで好きなように遊ぶ時間が続きました。
その中で先生から、 「坂道や階段をしっかり上って筋力をつけましょう」 「滑り台を滑るときに体が後ろに倒れてしまうので、体幹を鍛えましょう」 などのアドバイスをいただき、 家ではアンパンマンのトランポリンを買ったり、 ジャングルジムのある公園を探して、休日にそこでたくさん遊んだり もしました。
正直、 “これが効いた!” というものはよくわからないのですが、 少しずつですが歩行が安定していき、 気づけば1年後にはその場でジャンプまでできるようになり、 理学療法は無事に卒業となりました。
そして、普段は仕事で日中になかなか時間の取れなかった私も、 毎月一度のリハビリの日だけは半休を取って、 ヨチ兄抜きの “ヨチ母・ヨチ妹” の二人だけの時間を、 ちょっとしたデートのようにどこか楽しんでいたのかもしれません。
少しずつできることが増えていくヨチ妹の姿に成長をうれしく感じる一方で、 長いようで、振り返れば一年はあっという間だったな——そんな思いにも駆られました。
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