🌱 ASDの子の「嘘つき?」いいえ、それは嘘じゃないという話
🧸 「嘘をついてる?」と思っていた日々
うちのヨチ妹は、よく“嘘”みたいなことを言います。
「今日は誰と遊んだの?」 →「〇〇くん!」(でもその日、というか一週間くらい〇〇くんは体調不良でお休みだったと、後から判明)
「お昼ごはん何食べた?」 →「パイナップル!」(実際に出たのはバナナ)
こんなやり取りが、毎日のように繰り返されます。
私はずっと、 「ヨチ妹は嘘をついてるのかな?」 「それとも質問を理解していないのかな?」 と思っていました。
🍍 先生に言われて気づいた“本当の理由”
ある日、この話を先生に相談してみたんです。
すると先生から返ってきたのは、 私が全く想像していなかった答えでした。
「ちいちゃんには、まだ“今日”とか“今”という概念がないんです。」
そして続けて、
「だから、記憶の中にある“印象的なもの”を答えているだけで、全て本当のことなんですよ。」
と言われました。
たしかに、ヨチ妹は保育園でパイナップルが出るととても喜びます。 そして〇〇くんのことが大好き。
つまり、 “今日のこと”を聞かれているつもりはなく、 “自分の好きなもの・印象に残っているもの”を答えていた というだけだったんです。
嘘なんかじゃなかった。
🧠 ASDの子にとっての「時間の概念」
ASDの子は、 ・今日 ・昨日 ・明日 ・さっき ・あとで
こういった“時間の概念”が育つのに時間がかかることがあります。
だから、 「今日何食べた?」 という質問も、
“今日”という枠で答えるのではなく、 “知っている食べ物の中で印象的なもの” を答えてしまう。
それだけのことだったんです。
🌈 私が勝手に「嘘」と決めつけていた
先生の話を聞いて、 「ああ、そういうことだったんだ…」 と初めて腑に落ちました。
ヨチ妹の世界は、 私が思っているよりずっと“独自のルール”で動いている。
嘘をついているわけじゃない。 質問を無視しているわけでもない。
ただ、 “今日”という概念がまだ育っていないだけ。 そして、印象に残っているものを素直に答えているだけ。
そう思ったら、 なんだか急に愛おしく感じてしまいました。
🍪 余談:これは…さすがに嘘でしょ?と思った話
そういえば、もうひとつ思い出したことがあります。
ある日、ヨチ妹が兄のお菓子をこっそり取って食べようとしていたとき、 私が
「あれ?それ、にいにのだよね?」
と言うと、ヨチ妹はすかさず
「ちがう!にいに、いーよーいった!」
と主張してきました。
でもそのとき、兄は 「言ってない!!」 と全力で否定(笑)
これはもう、どう考えても“かわいい嘘”なんですが、 ASDの子の場合、
- とっさの自己防衛
- 過去の記憶の混線
- 「いーよー」という便利ワードの再利用
こういうものが全部混ざって、 “嘘というより、必死の言い訳” になっていることもあります。
これもまた、ヨチ妹の世界のかわいさだなぁと思った出来事でした。
🌷 ASDの子の世界は、まだまだ不思議で面白い
いつも先生に言われて初めて気づくことばかりで、 ASDの世界を理解するのはまだまだ難しいなと感じます。
でも、 その“わからなさ”も含めて、 ヨチ妹の世界はとてもユニークで、 一緒に少しずつ知っていけたらいいなと思っています。


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