療育センターの先生とも相談し、 「まずは本人が無理なく通える場所を探してみましょう」 ということになりました。
ちょうど、保育園と同じ系列の児童発達支援事業所があり、 保育園からも近く、行事日程の共有や保育園への送迎もしてくれるという とてもありがたい仕組みが整っていました。
「これなら無理なく始められるかもしれない」 そう思い、見学に行くことにしました。
担当の方はとてもにこやかで優しく、 施設内には子どもたちが分かりやすく過ごせる工夫がたくさんありました。
私は思わず、
「すごい…!こんなふうにすると分かりやすいんですね。 家でも取り入れた方がいいですか?」
と聞いてしまいました。
すると担当の方は、ふわっと安心させてくれる声でこう言ってくれました。
「お母さんは無理をしなくていいんですよ。 そこは私たちの仕事です。任せてください。 ここで楽しく過ごしながら身につけていくので、 お母さんは家でヨチ妹ちゃんが安心できる場所であってあげてください。」
この言葉に、胸がぎゅっとなりました。
どこかで私は、 「私がなんとかしなきゃ」 「大人になったとき困らないように、全部私がやらなきゃ」 と勝手に思い込んでいたのかもしれません。
だからこそ、この言葉は本当にありがたかった。
見学を終えて帰ろうとしたとき、担当の方はこう言ってくれました。
「うちを選んでもらえたらもちろん嬉しいですけど、 他の事業所も見学されてから決めても大丈夫ですよ。」
押しつけがましさがまったくなくて、 “本当に子どものことを考えてくれているんだな” と感じられ、 私はますます安心しました。
そして何より、 ヨチ妹自身がとても楽しそうに体験していたこと。
その姿を見て、 「まずはここからスタートしよう」 と自然に思えました。
直感的に 「ここはヨチ妹に合っている」 と感じ、契約することにしました。
まずは週に1〜2日、2時間程度でスタート。
ヨチ妹はすぐにその場を大好きになり、 問題なく通うことができました。
お昼休憩に送られてくる楽しそうな写真を見るのが、 私の密かな楽しみにもなっていました。
通所を始めて1か月半ほど経ったころ、 療育センターの先生との面談でその様子を報告しました。
先生はこう言ってくれました。
「できることが増えるかどうかより、 毎回行って、楽しんで帰ってきていることがすごいんですよ。 まずはそのことをしっかりほめてあげてください。」
初めての場所で、 知らない人たちと一緒に過ごすというのは、 慣れるまで本当に大変なこと。
当たり前のようで、全然当たり前じゃない一歩を ヨチ妹はしっかり踏み出していたんだ。
そう気づかせてもらえた瞬間でした。
「このまま続けていきましょう」 そう言っていただき、 私の心もまたひとつ軽くなりました。


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