✨ 本当はやる気があるのに“やる気がない子”に見えてしまう子の話
子どもたちを見ていると、 「やる気がある子は応援したくなる」 そんな気持ちになることがあります。
一生懸命に取り組んでいる姿を見ると、 つい「がんばれ!」と背中を押したくなる。 これは大人でも子どもでも同じで、 人は“努力が見える存在”に心を動かされるものなんだと思います。
でも最近、ヨチ妹を見ていて気づいたことがあります。
“やる気がないように見える子”の中には、 本当はやる気があるのに、その気持ちがうまく伝わらないだけの子がいる。
今日はそんなことを、少し書いてみたいと思います。
🌱 やる気がある子を応援したくなる理由
なんで、やる気がある子を応援したくなるんだろう。 ふとそう思って調べてみたのですが、どうやら人は、努力している姿を見ると自然と共感が生まれるようです。
・がんばっている ・失敗しても挑戦している ・できなくても前に進もうとしている
こういう姿を見ると、「応援したい」という気持ちが湧いてくる。
これは脳の仕組みでも説明できるそうで、 誰かの努力を見ると、自分の中の“がんばった記憶”が反応するのだとか。
だから、やる気がある子は応援されやすい。 これはとても自然なことなんだと思います。
🌱 でも、“やる気がないように見える子”の中には本当は違う子がいる
ヨチ妹は、まさにこのタイプです。
作業療法の先生からも言われたように、 ヨチ妹は 姿勢保持がまだ難しい ところがあります。
体幹が弱いと、
・座っていても体がぐにゃっとする ・机に伏せてしまう ・姿勢が安定しない ・集中していても体が動いてしまう
こういうことが起きやすい。
でもこれ、大人から見るとどう見えるかというと——
「やる気がない」 「興味がない」 「ふざけている」
そんなふうに誤解されてしまうことがあるんです。
本当はやる気があるのに、 “姿勢が崩れる”という身体的な理由で、やる気が伝わらないだけなのに。
でも、「私は姿勢保持が難しい特性があります」なんて、 常に首から札を下げて歩いているわけではありません。
ぱっと見では分からないからこそ、 大人が「やる気がないのかな」と誤解してしまうことがある。 これは、誰も悪くない“すれ違い”なんだと思います。
だからこそ、 “やる気がないように見える行動”の裏に、 身体的な理由や特性が隠れていることもある—— そのことを知ってもらえたら、という思いがあります。
実際、私自身もヨチ妹のことがなければ、 こうした特性の存在を知らないままだったと思います。
🌱 「やる気がないように見える」ことで損をする場面
これは、親として正直に言うと、少し怖い部分でもあります。
・評価が低く見積もられる ・「この子はやる気がない」と思われてしまう ・本当の力が伝わらない ・支援が必要なのに「やる気の問題」とされてしまう
こういう“損”が起きる可能性は、確かにあります。
そして、ヨチ妹のように やる気はあるのに伝わりにくい子 は、 誤解されやすいという現実もある。
だからこそ、私はこの部分を大事にしたいと思っています。
🌱 本当は“やる気が伝わりにくい特性”があるだけ
こうした特性の存在を知ってから、ヨチ妹を見ていると、 「やる気がない」のではなく、 “やる気が伝わりにくい特性”があるだけ なんだと感じます。
・姿勢保持が難しい ・体幹が弱い ・見通しがないと動けない ・不安が強いと固まってしまう ・刺激が多いと集中が切れる
こういう特性があると、 やる気があっても行動にうまく反映されないことがある。
でもこれは、 本人の努力不足ではない。 性格の問題でもない。 ましてや怠けているわけでもない。
ただ、身体や脳の発達の特性がそうさせているだけ。
🌱 じゃあ、どうすれば“損しない”で済むのか
ここが希望のあるところで、 やる気が伝わりにくい子は、環境が整うと一気に伸びることもある そうなんです。
・視覚支援で見通しを示す ・姿勢保持のためのクッションを使う ・課題の順番を写真で見せる ・体幹を育てる運動を取り入れる
こうした工夫があるだけで、 ヨチ妹は“やる気がある子”として見てもらえるようになる。
つまり、誤解される未来は環境で防げるということ。 せっかくやる気があったのに “やる気がない” と注意されてしまい、本当はあったはずのやる気が失われるといった場面を減らすためにも、 親として環境への配慮は本当に大事なんだと改めて感じました。
🌱 ヨチ母として思うこと
私は、ヨチ妹のことを見ていて思います。
この子は、やる気がないんじゃない。 ただ、やる気が伝わりにくいだけ。(ちょっと願望もあると思いますが。)
だからこそ、誤解されないように環境を整えてあげたいし、 この子に合った応援の仕方をしていければと。
そして、環境を整えてあげられるのは、きっと“子どもの間だけ”。 社会に出たら、 「私はこうしてくれたらできますよ!」なんて 自分から説明できる場面ばかりではないし、 場合によっては 「じゃあ、できなくていいです」 と切り捨てられてしまうことだってあるかもしれない。
だからこそ、今のうちに環境を整えて、 “できること”を少しずつ増やしていきたい。 ヨチ妹が、自分の力でできることを増やして、 将来の選択肢を狭めずにすむように。
そして、同じように悩む誰かに伝えたい。
「やる気がないように見えるのは、あなたの子のせいじゃない」
特性があるだけ。 その特性に合った支援があれば、 子どもはちゃんと伸びていく。
ヨチ妹を見ていると、 そのことを強く感じます。
🌿 さいごに
子どもはみんな、それぞれのペースで育っていく。 そして、やる気の“見え方”も本当にさまざま。
ヨチ妹のように、 「やる気はあるのに伝わりにくい子」は、 少しだけ環境を整えてあげることで、 ぐっと力を発揮できるようになることもあるそうです。
だから私は、これからもヨチ妹の“本当の姿”を見つけて、 ヨチ妹に合った応援の仕方をしていきたい。
そのためには、私だけの力では正直むずかしい。 だからこそ、専門の方や先生たちにアドバイスを求め、 素直に受け入れることも大切なんですよね。 一方で、それがすべてだとも思わず、 ヨチ妹と向き合いながら、私自身も試行錯誤していくことが必要なんだと思います。
いろいろ考えても、結局うまくできない日ばかりだけど、 それでも少しずつ、ヨチ妹と一緒に進んでいけたら—— そんな気持ちで書いてみました。


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