🌱 小学校から中学校へ。環境の変化は想像以上に大きい
セミナーの中で印象的だったのが、 「中学校に入ると不登校が4倍に増える」 という話でした。
もちろん理由はひとつではないけれど、 特に発達の遅れがある子にとっては、 中学校という環境が“つまずきやすいポイント”をたくさん含んでいるのだそうです。
その背景には、 小学校とは大きく違う“環境の変化”があるようです。
👩🏫 授業ごとに先生が変わるという大きな壁
小学校では担任の先生が中心となり、 その子の特性を理解したうえで関わってくれることが多いようです。
一方、中学校では、 教科ごとに先生が変わる という仕組みに変わります。
すると、
- 先生ごとに言い方が違う
- 注意の仕方も違う
- ルールの厳しさも違う
- 子どもへの理解度も違う
という状況が生まれます。
そして、先生同士が細かく連携を取っているわけではないので、 同じことを何度も注意され続ける ということが起きやすい。
これは子どもにとって大きなダメージになります。
「また怒られた」 「またできなかった」
そんな気持ちが積み重なると、 学校そのものがしんどくなってしまうのも無理はありません。
📚 宿題の管理が一気に難しくなる
中学校の宿題は、小学校とは比べものにならないほど複雑です。
- 教科ごとに宿題が出る
- 提出日がバラバラ
- 翌日ではなく、数日後・1週間後ということも多い
- 先生によって出し方が違う
つまり、 自分で管理しないといけない量が一気に増える のです。
発達の遅れがある子は、
- 予定を覚えておくのが苦手
- 優先順位をつけるのが難しい
- 先の見通しを立てるのが苦手
という特性があるため、ここでつまずきやすくなります。
宿題が出せない → 叱られる → 自信を失う という悪循環に入ってしまうことも。
🚶♂️ 教室移動が増えることで混乱しやすい
中学校では、教室移動が増えます。
- 理科室
- 音楽室
- 体育館
- 美術室
など、授業ごとに移動が必要。
これが苦手な子は、
- 時間に間に合わない
- 持ち物を忘れる
- どこに行けばいいか分からなくなる
という困りごとが増えてしまいます。
👥 友だち関係が複雑になる
中学校は、友だち関係が一気に難しくなる時期でもあります。
- グループが固定化される
- 言葉がきつくなる
- 冗談と本気の境界が曖昧
- 価値観の違いが大きくなる
発達の遅れがある子は、
- 空気を読むのが苦手
- 相手の意図を読み取れない
- 冗談を真に受けてしまう
という理由で、トラブルに巻き込まれやすくなることもあるようです。
🧠 授業のスピードが速くなる
中学校の授業は、 説明のスピードも内容の量も一気に増えます。
- ノートを取るのが追いつかない
- 分からないまま授業が進む
- 質問するタイミングがつかめない
こうした状況が続くと、 「自分はできない」と感じてしまい、 学習への意欲が下がってしまうこともあります。
🛑 支援のやりすぎは、逆に子どもを苦しめることも
“環境の変化”が重なる中で、もうひとつ大切だと感じた話があります。
セミナーで強調されていたのが、 支援のやりすぎは危険 ということ。
小学校までは大人が先回りして助けてくれることが多いけれど、 中学校では“自分で動く力”が求められます。
でも、支援されすぎて育ってきた子は、
- 指示がないと動けない
- 自分で判断できない
- 間違えるのが怖い
という状態になりやすい。
だからこそ、 段階的に手を放していくことが大切 なんですよね。
- まずは一緒にやる
- 次に見守る
- 最後は任せる
このステップを踏むことで、 子どもは少しずつ、自分の力で中学校という環境に向き合う準備ができていくのだと思います。
🌿 最後に
中学校なんてまだまだ先のことと思っていましたが、子どもの成長とともに乗り越えていかないといけない大きな環境の変化。 特に発達の遅れがある子にとっては、 つまずきやすいポイントがたくさんあるようです。
そして、現状のヨチ妹は「一緒にやる」もまだ難しい状態です。
でも、 つまずく=ダメではないはずです。
むしろ、 つまずきながら、悩みながら、 少しずつ社会性を育てていく大切な時期でもあります。
家庭では、 子どもの気持ちに寄り添いながら、 必要なところだけそっと支え、 少しずつ手を放していく。
そんな関わり方が、 できるように、私も先を見据えてヨチ妹と接していく必要があるなと感じるとともに、今後の自分のためにも、ここに記録としてのこしておきます。小学校、中学校という新しい世界を、自分の力で歩いていけるように。


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